2012年10月27日

【寄稿】「こんな秋こそ政治学」②利益集団

政治学分野の学生の方より、寄稿いただきました。
連載記事として掲載させていただきます。

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【シェア祈願:特につくば市民の方へ】
選挙で関心が高いと思うので、政治学の教科書的知識を書きます。

<②利益集団>
社会の中で、何らかの利害を共有している人の集団をこう言います。数人の団体から「日本人」というレベルまで、とても幅が広いです。

政治家との折衝や組織的投票で直接ものを言う、経済団体や労働組合のような"圧力団体"をイメージしがちですが、組織されていない、個別行動の"若者"・"会社員(家庭)"なども利益集団なのです。

政治では、どんな集団がどれほど選挙や政策に反応し、どんな選択や反応をするかが大きな分かれ目となります。

ただし、ここにはある法則があります。
"大規模でゆるやかな集団に比べ、小規模で強固な団体のほうが圧倒的に力を発揮しやすい"というものです。

まさか!と思いますが、後者は数の不利を覆すべく政治家と密接になったり、確実に支持候補に票をまとめるなど奮闘します。前者は他人任せになったり、投票や署名などに関わらずにいたりするため意外なほど損をしてしまうのです。いくつも例が思い浮かぶのではないでしょうか。

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【寄稿】「こんな秋こそ政治学」②利益集団





Posted by 10 at 10:01│Comments(0)
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