2012年10月26日

【寄稿】「こんな秋こそ政治学」①政治のトレンド

政治学分野の学生の方より、寄稿いただきました。
連載記事として掲載させていただきます。

(つくば市政に関する当ブログの記事は、カテゴリ「市政を学ばナイト★」よりご覧いただけます。)

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【つくば市民の方へ・シェア祈願】
選挙で関心が高いと思うので、政治学の一般論を書きます。

<①政治のトレンド>
20世紀後半、先進諸国の政治のトレンドは「福祉国家」「新自由主義」「新しい公共」のキーワードで表されます。

「福祉国家(行政国家)」:
政府によるサービスの拡大を追求するトレンド(像)。政府や議会もこれをやれば人気や権益が得られるということで進展しました。

「新自由主義」:
福祉国家化で財政悪化や経済不振が表面化すると、それへの疑問が先鋭化し、福祉は削るべき・市場システムこそ重要、とする考え方が勢いを持つように。

「新しい公共」:
新自由主義的政策で弱者が窮するようになると、やはりそれを支えるのが社会だよねという見方が広がり、じゃあ政府のみならず企業やNPOなどの力を引き出せないかとの考えが有力に。

非常に大きく言えば、現代はこれらのトレンドのせめぎ合いでした。選挙の候補者や政党も、それぞれがどんなバランスで成り立っているかで見ることができます。

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【寄稿】「こんな秋こそ政治学」①政治のトレンド





Posted by 10 at 08:46│Comments(0)
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